考察

古い機材の当時のデモンストレーションレコードをYouTubeにあげている人がいて、maestro fuzz tone FZ-1の物も聴くことが出来る。
fuzz tone FZ-1の発売年が1962年。
ローリング・ストーンズのサティスファクションのあのリフはキースがこのFZ-1をかましてビッ、ビィーンと弾いたとされている。

このデモンストレーションレコードを聴くと面白いのがFZ-1をギターやベースにかますとサックスやチューバ、トランペットなどの管楽器、チェロの音が出せます、と説明された上、それ風の演奏がされている点。
でも今このデモンストレーションを聴くと、中々管楽器には聴こえにくい。 歪んだギターサウンド=ロックギターの音として何十年も認識されているからしょうがない。
エレキギターというと多くの人は歪んだサウンドのイメージを持っていると思うが、エリック・クラプトン辺りが登場する1960年代中頃以前のエレキギターはそんなに歪んだサウンドではなかったと思う。

FUZZもメーカーのデモンストレーションが示す通り、ギターの音を管楽器の音に変換させますよ的な物として発売されたのに前途のキースやヤードバーズ辺りがメーカーの考えていたのと違う使い方をし始め、後にロックギターサウンドを形作って行ったかと考えると興味深い。

ただ、自分は少し以前から当初メーカーが提示した使用例、管楽器やチェロの音が出る変換機としてFUZZを再認識しようとしている。

FZ-1から10年後、1972年発売の新しいモデルFZ-1Sのデモンストレーションレコードも同じ人がYouTubeに上げている。1962年のFZ-1の時とは違い、デモンストレーションの演奏が完全に所謂ロックギターになっているのが興味深い。

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