夜明けのハーメルンの口笛吹き男

午前中、麦わら帽子にサングラス、Tシャツにスボンの出で立ちでワイゼンボーンを持って河原へ行った。すると土手の階段になっている所に鳩が100羽程、ヨーロッパの名所にいそうな観光客みたいに座ってた。

全ての鳩の視線を感じた。前を通り過ぎた途端、鳩達は後をついて来始めた。

しばらく進むと鴨10羽程、青鷺2羽、カラス数羽、そして沢山の雀が所々で合流し始め自分の後をついて来る。結構な鳥の数になった。その鳥達がずっと後をついて来る。

しばらく進んで橋の下に腰を下ろすと鳥達も立ち止まる。雀なんか手乗り文鳥みたいに人懐っこく寄ってくる。こんな雀は初めてだ。その場でワイゼンボーンをポロポロ鳴らし始めてもまだ鳥達は離れない。周りの人達から見ると楽器で鳥達と交信している様な不思議な光景だったかも知れない。

すると向こうから麦わら帽子にサングラス、Tシャツにズボンという自分の出で立ちにそっくりなオジさんが餌を持って歩いてきた。その瞬間鳥達がアレ?アレ?という様なそぶりでオジさんと自分を見比べキョロキョロソワソワしだし、間も無くオジさんの方にワーッと鳥達は飛んで行ってしまった。

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他人の顔10

脱力を最初に意識したのは6歳の時、授業前の起立・礼での事だった。
前の席のH君が担任の先生から「おいH君。力んで肩が上がりすぎてる。もっとリラックスしなさい。」と言われ、それまで逆ハの字に上がっていたH君の肩がストンと落ちてハの字になった。「へーっ、H君は随分肩が下がるのだね」と先生。H君と先生のこのやり取りが自分は少し羨ましく思い、翌日の起立・礼の時に力んで思いっきり肩をあげてみた。先生の言葉を待っていたが何も言われなかった。翌々日も言われなかった。そのうち無理に力むのはやめた。

ふと気がついたことがあった。キース・リチャーズ。
子供の頃から映像や写真で見てきたキースはギターを持っていないオフでも足をブン投げて座っていたり、椅子に腰かけてももほぼ寝ている状態だったり、大事なミックスダウン時にスタジオの地べたに仰向けで寝たままサウンドチェックをしていたり、とてもワイルドに見えた。こういう所作がさすがド不良のキースだなって思っていたのだが、自分が体を壊した時にキースのあの一連の所作は自己緩和の天才的所作なのではなかろうかと気がついた。あそこまで体を緩めることができたから同期や後輩にあたる連中が多く亡くなっていったのにキースは今現在も現役でやってられるのではないかと思う。

 

 

 

 

おえかきマッハちゃん

KBS京都の地域情報番組「おやかまっさん」を観ている。
子供達の描いた絵を紹介するコーナー「おえかきマッハちゃん」が好きで子供達の描く色々な絵が面白い。
特に好きなのは3歳までの子供が描く絵。
この位の年齢の子の描く絵は他の影響を受けていない、己の中から湧き出るものを描いている絵でとても面白い。
これが6歳位、特に女の子が描いた絵になると結構型にハマった絵になってくる。人物画の眼とかアニメ風になっていたりして、知恵や技術がついた分、3歳児が持っていた素や自由が薄くなっている。
だから3歳位までの多くの子供はある意味アーティストなんだなと思う。

ところで番組MCのマッハ文朱さんは我々世代には元祖アイドル女子プロレスラー、そして天才映画監督・鈴木則文「トラック野郎・天下御免」の姫だるま、同監督「ドカベン」の夏子はんとしてお馴染みで、絵を送ってくれた子に対しての「バッチグー!」とレスポンスするマッハさんを見るのも楽しみ。