他人の顔10

脱力を最初に意識したのは6歳の時、授業前の起立・礼での事だった。
前の席のH君が担任の先生から「おいH君。力んで肩が上がりすぎてる。もっとリラックスしなさい。」と言われ、それまで逆ハの字に上がっていたH君の肩がストンと落ちてハの字になった。「へーっ、H君は随分肩が下がるのだね」と先生。H君と先生のこのやり取りが自分は少し羨ましく思い、翌日の起立・礼の時に力んで思いっきり肩をあげてみた。先生の言葉を待っていたが何も言われなかった。翌々日も言われなかった。そのうち無理に力むのはやめた。

ふと気がついたことがあった。キース・リチャーズ。
子供の頃から映像や写真で見てきたキースはギターを持っていないオフでも足をブン投げて座っていたり、椅子に腰かけてももほぼ寝ている状態だったり、大事なミックスダウン時にスタジオの地べたに仰向けで寝たままサウンドチェックをしていたり、とてもワイルドに見えた。こういう所作がさすがド不良のキースだなって思っていたのだが、自分が体を壊した時にキースのあの一連の所作は自己緩和の天才的所作なのではなかろうかと気がついた。あそこまで体を緩めることができたから同期や後輩にあたる連中が多く亡くなっていったのにキースは今現在も現役でやってられるのではないかと思う。

 

 

 

 

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お知らせ係

興味深いブログを読んだのでお知らせします。
70年代〜80年代の日本製ギターの事のなので少し読みにくいかもしれません。自分はこのブログに書かれている80年代の都内楽器店やギターに馴染みがあったのですが裏側ではこんな事になっていたのかと興味深かった。特筆すべきはブログ後半に掲載されている林信秋氏インタビュー。日本の音楽やアートだけではなく全てに共通することを言っていると思います。

 

マツモク工業株式会社 エレキギター生産24年の軌跡
(ミシンキャビネット製造メーカーからギターメーカーへ)
Matsumoku Industrial Co., Ltd. Electric guitar production 24 years locus (From sewing machine cabinet maker to guitar maker)
http://www.geocities.jp/guitarofworld/matsumotoguitars-matsumoku.html

続・二人羽織

ロイ・クラークとグレン・キャンベルによる二人羽織も見つけたので紹介しておく。

日本のギター愛好家向け雑誌では何故かこのロイやグレン、先に紹介したマールやトム、ジョーやコリンズ・キッズなど偉大なギタリスト達は取り上げられず、順繰りでクラプトンやらベックやら既に紹介され尽くされた人ばかり取り上げている。