Archive | 10月 2014

BGM

最近、近所のスーパーのBGMが変更され、何故かいつ行ってもモダンジャズギターがかかるようになった。先日行った時はバーニー・ケッセル、その前はケニー・バレル、本日は結局誰だか分からなかったがルネ・トーマ風なのを耳にした。
これでは自分にとってBGMにならない。
ケッセル、バレルなら聴いてすぐ誰か分かるが、本日のギタリストは一聴して誰か分からなかった。

本来BGMであるはずの音楽に意識を集中し過ぎた。
本日のギタリストではなく、本日のお買い得品を探しにここに来たはずだった。
風邪で病院に行った帰りだったのに冷凍食品売り場の前で耳を凝らしていたものだから酷い寒気で我に返った。

高校生の頃バイトをさせてもらっていたビデオ屋で店長不在時に勝手にBGMの有線放送をモダンジャズのチャンネルへ合わせていたら突然店長が戻ってきて怒られた事があった。君がこういう音楽を好きなのは分かるが万人向けの音楽ではないのでBGMにはしてはならない、と。

店長は当時の歌謡曲で大人気だったトリオバンドのサポートギタリストだった。
店長は俺がギターを弾いているのを知っていたし、怒られ落ち込んでいる俺を可哀想に思ったのか有線をフュージョンのチャンネルに合わせ、こういうのならまだかけていてもいいと言ってくれた。

ただ当時から自分はジャズとフュージョンというのは精神的に全く別物であると考えていたので困惑してしまった。フュージョンならまだ歌謡曲のチャンネルの方がましだと思った。以降、セットされた本来のチャンネルを変える事なく、その後割とすぐにビデオ屋を辞めた。

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風の音

うちの風呂には窓がない。
そのかわり天井に換気口がついている。
この換気口から聞こえる音に耳を傾けながら長風呂するのが中々いい。寒くて風の強い日なんか尚更いい。
長い筒の中を通って換気口から聞こえる風の音は独特のリバーブ感を伴いサーッとかコーッとか色んな音を響かせる。
時折、風に乗った遠くのひそひそ話やタイヤが軋む音なども薄っすら混じったりして色々想像させられる。
冷たい風の音を聞きながら温い風呂に浸かってるというのは贅沢な事だ。

黄金町 試聴室その2

関東のエル・ドラド、
横浜黄金町でエクスペリメンタルLIVEイベント

11/2(日)@横浜黄金町 試聴室その2

出演:
伽藍
MANDOG
Sky Shine [河端一(Acid Mothers Temple)+dpqp]
Razooli
liquidbiupil lightshow

 

〒231-0054 横浜市中区黄金町2丁目7番地先 黄金スタジオ内
最寄駅
京浜急行 黄金町駅 徒歩3分
横浜市営地下鉄 阪東橋駅 徒歩8分

脳みその木

早朝、犬の鳴き声で目覚めた。
お婆さんが犬の散歩の途中に向かいのコンビニに立ち寄るのだが買い物の間中、店の前で犬が信じられない位けたたましく鳴くのでいつも起こされる。

二度寝出来なかったので散歩に出た。
脳みその木へ行ってみる事にした。
脳みその木というのはウチから数キロ離れた高台に見える木の事で人の脳を真ん中から半分に切った断面の様に見えるから勝手にそう呼んでいる。もう少し寒くなって葉が落ち、枝だけになると今度は脳神経組織の仕組みに見えてくる。

長い坂を上り数十分歩いて脳みその木に辿り着いた。
高台のこの辺りはちょっとした森になっている。
花や野草を見ながらうつむいて歩いているとヌッと森から女性が突然現れた。
こちらも驚いたが向こうも驚いた様でしばし向かい合い立ち止まった後、女性は俺が元来た方角に歩き始めた。呼び止め、ここから下に降りれれるのかを尋ねると行けるという。

快晴の午前中だったが森の中へ入って行くと随分薄暗い。
土の急斜面は所々ぬかるんでいて滑りやすく歩きにくい。
数匹のミツバチが紫色の花に集まっていた。
近寄ってみたがミツバチは気にする事もなく働いてる。
そこから少し下ると急に森は終わり今度は墓地が現れ、そして見慣れた道に出た。

その道をしばらく歩き、途中農家の軒先で白ネギと大根を買い家に戻った。

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背負う人

以前、背中にフライングVとmoogを十字に背負い、右手にケーブル等が入ったキャリーバッグ、左手にエコープレックスを持ちファストフード店へ入店した際、普段マニュアル通りの事しか言わない店員さんが開口一番「ライブ帰りですか?凄い機材ですね、お疲れ様です!」と可愛い笑顔で接客してくれた事があった。山小屋に物資を運ぶ剛力、またはゴルゴタの丘に十字架を背負って登って行く様な姿に見えたのかは分からないが、中々心の開いてる店員さんだった。

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“Reissue” GODMAN 1st Album

GOD DOG

GOD ∞ DOG / GODMAN

1. GOD ∞ DOG
2. DOG ◊ GOD

Miyashita Keiichi : guitar (from Mandog)
Enomoto Takayuki : bass (from Mandog)
Watanabe Yasuyuki: drums (from Mandog)
Higashi Hiroshi: electronics (from Acid Mothers Temple)
Kawabata Makoto : guitar (from Acid Mothers Temple)

Original release in 2004.

夕焼け

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ギターを弾いてると窓に夕焼けが。
表に出てしばし眺める。
この空の色を音にするとGからジワジワとAに、そしてバーっとEへ拡がる風に見える(感じる)。 自分には音と色は共にある。

Carp

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A typhoon went away, and I took a walk in a field.

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There were many carps in the irrigation canal.
They was swimming to the upper reaches.
It was a rare scene.

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虫の声

この季節の楽しみの一つが虫の声。
虫達の声の重なりは良質な電子音楽、ミニマルに通ずる。

深夜ひっそり窓を開けて虫の声を目をつむりながら聴いていた。
白玉で鳴き続けるドローン担当の声の上に更に声が重なるポリリズムが堪らない。
リズムを牽引している一匹はピッ、ピッ、ピッ、ピッとBPM140前後で正確に鳴き続けている。

カラスの鳴き声や新聞配達のカブの音が混じってきたなと目を開けると空が明け始めてきていた。
虫の声のライヴはそろそろ終演の時。
小鳥達のライヴにスイッチする時間。